※ 本ページはプロモーションが含まれています
今回は eSIM-san から、「旅行先で使う eSIM を 3 日間使ってみないか」 というお声がけをいただき、実際に使ってみた感想をレビューする記事になります。
プロモーションではありますが、忖度はしたくないので、使ってみた感想をそのままお届けいたします。
(デメリットも書いてしまったけどきっと寛大な御心で許していただけるはず……)
eSIM-san (eSIMさん) とは?
株式会社グランシーが提供する、海外用の eSIM サービスです。
アジア、ヨーロッパ、利用、北米、オセアニア、中南米、中東、アフリカの地域に分かれており、166 の国と地域でスマートフォンの回線利用の申し込みができます。
従来の物理 SIM カードの場合は現地調達が必要なことや、サービスによっては SIM カードの返却が必要でした。
しかしながら、eSIM-san はその名の通り、eSIM での回線を提供しておりますため、物理 SIM の調達や返却が不要で手軽に海外旅行用のスマートフォンの回線利用申し込みが可能になります。
また、eSIM は商品自体がデータである特性上、インターネットで 24 時間申し込みが可能な点や、注文後すぐに eSIM の情報が発行される点も魅力のひとつです。
実際の使用感について
ここからは、実際に 3 日ほど使ってみて感じたメリットとデメリットを端的にまとめてみます。
メリット
とにかく設定が楽
物理的に SIM カードがないこともあり、とにかく設定が楽です。
今回私は iPhone 15 Pro で利用させていただきましたが、発行された QR コードを読み込んで、画面の指示通りに操作をすれば設定は完了しました。
時間にして 10 分もかかっていません。
ただ、私がハマったポイントとして、アクティベーションを行い eSIM は認識されたものの、圏外となってしまうことがありました。
そのような場合は機内モードを ON/OFF することで解消することができました。
また、万が一トラブルが発生しても、後述するメリットのように LINE を用いて日本語でサポートを受けることができるので、何か起きてしまっても安心です。
体感的に遅いと感じることはなかった
3 日にわたって eSIM-san を利用しましたが、「回線遅いな……」 と感じることは 1 度もありませんでした。
私がスマートフォンを使う用途は以下の内容でした。
- ブラウジング
- Google Map
- ポケモン Go
- X (旧 Twitter) や Instagram 等の SNS
- Slack や LINE 等
ブラウジングについては全くもって問題なし。
Google Map で行き先を検索してもちゃんとすぐに参照できる。
ポケモン Go もレイドバトルなどをやりましたが、特に途中でバトルが終了してしまうような変な動きもなし。
Slack や X、Instagram で画像のやり取りをしても引っかかる様子はなし。
なにかあっても日本語の LINE で相談できる
海外用の SIM でこれはかなり重要なポイントだと思います。
そう、日本語で相談ができること。
英語をはじめとする外国語が苦手な方でも、日本語でサポートを受けられる安心感はかなり大きいと思います。
そしてプラットフォームは LINE です。
大抵の方は利用しているであろう LINE というプラットフォームからサポートを受けられるという点もポイントが高いです。
とにかく気軽にサポートを受けられるという点は大事ですよ。
というサポートエンジニア視点のメリットでした。
デメリット
どれくらいの通信量を使ったかがわからない
これは本気で改善してほしいポイントです。
「X GB のプランだけど、今どれくらい使ったんだろう」 がわからない状況は結構不安です。
通信量のことを常に考えながら旅行するのはナンセンスだと感じますし、至急対応してほしいと感じるくらいには使っていて気になりました。
現在対応中とのことですので、期待して待ちましょう。
利用期間が 3 日のものと 72 時間のものがあってわかりづらい
eSIM-san の商品には、"X 日" 利用できるものと "X 時間" 利用できる回線が存在します。
今回私が貸与いただいた商品は "3 日" のものでありました。
では、先ほどから表現している "X 日" と "X 時間" がどう違うのかを簡単に図示します。
例えば、12/5 から 12/8 までの 3 泊 4 日で旅行に行くとします。
eSIM-san のサービスは現地の電波を受信してからカウントが開始されます。
すなわち、"X 日" のプランの場合、12/5 の 20:00 に現地の電波を受信した場合、12/8 の 0:00 には回線が利用できなくなってしまいます。
そのため、もし 12/8 の夕方の飛行機で帰るというプランを組んでいた場合、eSIM が使えなくなる可能性があります。
一方で "X 時間" のプランの場合は 12/8 の 20:00 まで利用可能です。
このように、商品によって "X 日" か "X 時間" かが違っており、都度確認してから購入する必要があるのは正直面倒くさいなぁと感じる点でした。
※ ギリギリを攻めようとせず、Y 泊 Z 日の Z 日にあわせてプランを取れという話ではあるのですが、少しでも安く抑えたい場合には気になるポイントと感じました。
まとめ : 海外行くならとりあえずここ!という選択肢には非常によい
166 という広範囲の国と地域で対応しているため、「海外旅行に行こう」 と思い立ったら、まずは eSIM-san のサイトを見て対応する地域があるかを確認するという使い方がとてもよいと感じました。
実際に使ってみて回線速度も体感的には申し分ありませんでしたし、そう不自由することもないかと思います。
万が一、使っていてトラブルが発生した場合には、日本語で LINE をすればサポートを受けられるという点も、トラブルが起きがちな海外旅行という場面では嬉しいですよね。
ただ、個人的には通信量を気にするのが非常に嫌なので、通信量を確認できるソリューションが提供されない限りは容量無制限の eSIM しか使わないことが安易に想像できます。
あと "X 日" と "X 時間" の差分も何とかしてください……
これがあるだけで契約するのが億劫になってしまうので、この 2 つの問題点が改善されれば、手放しにお勧めできるサービスだと感じました。
おまけ : 回線速度
ここからは蛇足になりますが、回線速度の実測値を知りたい方向けになります。
正直、数字はあまり伸びなかった印象ですが、実際の使用感としては全く問題ありませんでしたよ、という補足はしておきます。
(動画視聴などのヘビーな用途に耐えられるかはまた別の話ですが……)
午前
項目 | データ |
---|---|
ダウンロード速度 | 速度 : 43.6 Mbps Ping : 1063 msec Jitter : 101 msec |
アップロード速度 | 速度: 18.3 Mbps Ping : 502 msec Jitter : 89 msec |
パケットロス | 0 % |
※ 速度は数字が大きいほどよく、Ping と Jitter、パケットロスは数字が小さいほうがよいです
午前中 (9 時くらい) の数字はまずまずという印象。
午後
項目 | データ |
---|---|
ダウンロード速度 | 速度 : 18.7 Mbps Ping : 686 msec Jitter : 94 msec |
アップロード速度 | 速度: 9.23 Mbps Ping : 737 msec Jitter : 90 msec |
パケットロス | 0 % |
午後 (13 時くらい) になると利用者が増えるのか、午前と比べると一気に速度が低下しているように見受けられます。
夜
項目 | データ |
---|---|
ダウンロード速度 | 速度 : 15.0 Mbps Ping : 973 msec Jitter : 97 msec |
アップロード速度 | 速度: 12.9 Mbps Ping : 623 msec Jitter : 91 msec |
パケットロス | 0 % |
夜 (19 時くらい) も昼と同じくらいですが、少しだけアップロードが向上していました。